＜JR四国、20億円ファンド　地域活性化事業に出資＞

JR四国は3日、プライベートエクイティ（PE=未公開株）ファンドを設立したと発表した。四国地域の活性化につながる事業を展開している売上高が数億から数十億円の規模の企業を対象に出資する。ファンド規模は20億円。JR四国が全額出資するファンドで、運営は日本プライベートエクイティが担う。

＜ファンドで事業承継　中小・小規模へ特化＞

日本プライベートエクイティは優良な中小企業に特化した事業承継・事業再編ファンドを運営し、投資先企業の成長をサポートしている。信金中央金庫との連携や子会社立ち上げで事業承継のプラットフォームも始めた。

＜都出資ファンドが招いた経営者 MBOでオーナーに＞

首都圏や関西地域を中心にマンション管理代行業を展開するコミュニティセンター。同社は都などが出資する「TOKYOファンド」の支援を受け、2020年からはオリックス出身の中川弘規社長の下で経営改革を進めてきた。その中川氏がファンドから株式を買い取り、オーナー経営者として引き続き事業運営にあたることになった。

＜後継者が決まっていない 小さな会社のためのM&Aガイド＞