2008年8月18日
地域金融機関との提携により事業承継支援業務を拡大・強化
- 株式会社北陸銀行と業務協力協定を締結 -
この度、日本プライベートエクイティ株式会社(以下、「JPE」)は、株式会社北陸銀行(以下「北陸銀行」)と事業承継業務の推進・強化を目的として、「事業承継支援に関する業務協力協定」を締結いたしました。
本件は、地域密着型金融(リレーションシップバンキング)の一環として取引先企業の事業承継問題等への支援強化を推進する北陸銀行と中堅・中小企業に特化した事業承継ファンドの運営会社であるJPEが、各々が有するノウハウやネットワークについて相互補完することで、地域の中堅・中小企業が抱える事業承継の円滑化を図ることを目的としています。
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本件の背景・目的
JPEは、これまで、中堅・中小企業分野に特化した「事業承継・第二創業支援ファンド」シリーズや「TAKUMI(匠)継承ファンド」シリーズ等の事業承継や事業再編に関わるMBO(マネジメントバイアウト)ファンドを運営してまいりました。最近では、より地域に根ざした事業承継ニーズにファンドとして対応するため、株式会社福岡銀行をはじめとした九州の地域金融機関を出資者とする「九州・リレーションシップ1号投資事業有限責任組合」を設立する等、地域金融機関と連携して、中堅・中小企業の事業継承支援や企業価値の向上に取り組んでおります。
本件も、その地域展開の一環として、特に中小企業のオーナー経営者の事業承継に関するニーズや悩みは顕在化しづらいという背景があることから、地域密着型金融を展開し、取引先の円滑な事業承継に向けて支援機能の強化を進めている北陸銀行と企業ニーズや案件情報について情報交換や業務協力をすることで、「事業承継ファンド」を事業承継問題のソリューションの1つとして活用し、中小企業の円滑な事業承継を支援することを目的といたします。 JPEとしても引き続き、事業承継支援や地域貢献という"社会的意義"と"ファンドビジネス"の両立を実現していきたいと考えております。 -
業務協力の内容
- 北陸銀行は、取引先が抱える事業承継問題における資本面での課題解決に向けて、事業承継ファンド活用の可能性について相互に情報交換し、協力します。
- 日本プライベートエクイティ株式会社は、投資候補先のファインディングや既投資先における業務提携、資本提携に関するニーズに対して、投資先の企業価値向上に向けて、北陸銀行が有するネットワークを積極的に活用し、相互に情報交換、協力します。
- 両社は、本業務協力の効果を早期に顕在化させるため、事業承継セミナーの開催や営業企画推進会議等を継続的に実施し、本業務協力の具体的推進を行ないます。
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業務協力の効果
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日本プライベートエクイティ株式会社
- 地域に密着したネットワークからの案件情報が得られることで、投資候補案件のファインディング機会が拡大します。
- 投資先の企業価値向上にあたっての営業支援や業務提携の斡旋等において、より広範かつ地域密着したネットワークからの情報獲得機会が広がります。
- 投資先の友好的・発展的な継承を支援するにあたって、より的確なパートナーの情報獲得機会が広がります。
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株式会社北陸銀行
- 年間300件超の事業承継問題に関わる相談が持ち込まれるなか、中堅・中小企業オーナーに対して、M&Aに加えて新たな解決策の選択肢を提供できることになります。
- 経済産業省・中小企業庁が推進する「地域力連携拠点」の活動に本件提携を還元することで、同拠点の活動支援の強化が可能となります。
※「地域力連携拠点」
経済産業省・中小産業省が推進する、経営力の向上や事業承継など地域の中小企業が直面する 様々な課題に対してきめ細かな経営相談・支援を行うための拠点。商工会・商工会議所・地域金融機関など全国に316拠点(平成20年5月20日付中小企業庁公表)が設置されている。
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日本プライベートエクイティ株式会社
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関係各社 概要
日本プライベートエクイティ株式会社
設立 2000年10月 代表者 代表取締役会長 一志 眞人
代表取締役社長 法田 真一所在地 東京都千代田区九段北一丁目14番21号 九段アイレックスビル 6F 資本金 60百万円 事業内容 事業承継・事業再編等に関わるMBOファンドの運営 株主 日本アジア投資株式会社 65%
株式会社日本M&Aセンター 35%株式会社北陸銀行
設立 1943年7月 代表者 取締役頭取 髙木 繁雄 所在地 富山県富山市堤町通り一丁目2番26号 資本金 1,404億円 事業内容 銀行業 -
本件に関するお問い合わせ先
日本プライベートエクイティ株式会社 企画部
東京都千代田区九段北一丁目14番21号 九段アイレックスビル6F
TEL:03-3238-1726 FAX:03-3238-1639以 上