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コラム
MBOの背景とは
 
MBO導入の背景とは

MBOとは、目標による管理というもので、
企業の成員がそれぞれに自分で目標を設定し、各人がその目標達成のために尽力する、
といった管理方式のことをいいます。

このMBOがクローズアップされることになった背景には、
年々、企業に対するディスクロージャー(情報公開)の要求が厳しくなっていることがあり、
またIFRS(国際会計基準)が導入されたことで、
情報公開コストが上昇してきたこともあって、
より厳しい目標達成というものが求められるようになったこと、があるわけです。

このために、特に中小規模の企業の中には、後継者がいなかったり、
数年先の先行きの見通しがたたないといったことから、
事業承継が困難となって、M&Aで会社自体を売却する、
といったところも出てきています。

また、上場企業においても、その上場の維持が非常に厳しくなっていることなど、
よりシビアな事業運営が求められるようになったことで、
このMBOが導入されるようになってきたのです。

企業別 MBOの導入背景



年1回の決算期にだけではなく、常に厳しい経営情報の公開が要求されることになれば、
その業績には外部の厳しい目がいつも光っていることになるため、
企業の成員は、常に目標を明確に設定してそれを達成して行くよう、尽力しなければならないことになるのです。
 
中小企業におけるMBO導入の背景

中小規模の企業にとっては、事業承継が決定的に重要な問題となるのは、
上場企業である大企業のように、その事業の運営形態が高度にシステム化されてはおらず、
適切な後継者となる人材がいない場合には、その事業承継自体が困難、
となってしまうからです。

また、大企業のように企業体力がないために、
数年先の先行きの見通しが立たないとなれば、
事業承継は諦めて、会社を売却するといった選択もしなければなりません。

しかし、会社を売却するにしても、果たして売却ができるものなのか、
また売却できるとしてもその売却価格がどのくらいになるのか、
といった不安に悩まされている中小企業の経営者は、決して少なくないのです。

このように、MBOが導入される背景には、
こうした深刻な問題を抱えている企業経営者の悩みがあるのであり、
中でも、その事業承継そのものが困難となり得る中小企業の場合には、
M&Aによって企業売却を行う場合も含めて、
会社の業績安定化という問題が、
より切実なものとなっているからなのです。

MBOが導入を検討する企業経営者の悩み



というのも、会社を売却するという場合でも、その業績が悪い状態では、高い値で売却することはできませんし、最悪の場合にはその買い手が全くつかない、といったことにすらなってしまいますから、企業売却を行う場合にせよ、会社を好業績が維持できる状態にしておかねばならない、という背景があるのです。

 
 
 
 
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